アスレチック。
森の中、木の上、海上・・・色々な場所に色々な種類のものがありますが、いわゆる都心10区と言われる江東区にも、川の上の水上アスレチックがあります。
それが、「横十間川親水公園」の「水上アスレチック」です。
・熱い。。。どこか涼し気な場所で子供を遊ばせたい!!
・いつもと違うアスレチックを探してる。
こんな時に足を運んではいかがでしょうか。
江東区を流れる運河、横十間川をそのまま活用して作られた水上アスレチックで、グラグラ揺れる橋、イカダ、UFO型の円盤などで遊べます。
屋外ですがシャワーも2基ありますので、うっかり川にポチャっても、積極的に飛び込んでも大丈夫。
ただ、着替えをお忘れなく。あと、更衣室はありません。ご留意ください。
この他にも、釣りやボートで遊べたり、水力発電を見学できたりするなど、都心でありながら川遊びができる公園です。
公園の場所
「横十間川親水公園」の「水上アスレチック」は、東京メトロ半蔵門線・都営地下鉄新宿線「住吉駅」のB1出口から徒歩10分。
または、都バス(秋26)の「扇橋3丁目」から徒歩3分のところにあります。
ただ、電車だと駅から少々歩きますし、バスだと炎天下の中での待ち時間がネックに。
なにより、「横十間川親水公園」の「水上アスレチック」は一日遊べるような大規模公園ではないのと、川沿いに設置された公園だけあって細長いので、場所移動を考えて自転車での来園をお勧めします。
公園の遊具&施設
水上アスレチック
「横十間川親水公園」は、横十間川を埋め立てて造られた細長ーい公園で、「水上アスレチック」は、横十間川の下流にあります。
「水上アスレチック」のすぐ隣には、小水力発電所(マイクロ水力発電所)があるので、イメージ的には、ダムの中に設置された水上アスレチック。
![横十間川親水公園の水上アスレチックの場所](https://lets-sotoasobi.tokyo/wp-content/uploads/2022/06/IMG_0325_all-e1656361124679-800x654.jpg)
都心を流れる川に、こんな施設があるなんて凄くないですか?
しかも無料!!
さすが“水彩都市 江東”。
点在する島に、飛び石や4種類の遊具で渡ります。
![横十間川親水公園の水上アスレチックの外観](https://lets-sotoasobi.tokyo/wp-content/uploads/2022/06/IMG_0348-800x600.jpg)
ぐらぐら橋
飛び石から一つ目の島に上陸すると。。。
![横十間川親水公園の水上アスレチックのぐらぐら橋の入り口](https://lets-sotoasobi.tokyo/wp-content/uploads/2022/06/IMG_0186_guragurahe-e1656361918401-800x677.jpg)
ぐらぐら橋が!!
端っこに乗ると、めちゃめちゃ揺れます。
揺れますが、、、
ここ。凄く浅いのと、橋と橋との間隔が短いので、傾いても橋の下部が川底に接触します。
つまり、完全に沈むことはないということです。
沈むように見えて沈まない。ご安心を。
![横十間川親水公園の水上アスレチックのぐらぐら橋](https://lets-sotoasobi.tokyo/wp-content/uploads/2022/06/IMG_0188-2-800x600.jpg)
UFOクライム
二つ目の島から三つ目の島へ渡るUFO型の円盤。
円盤に乗って渡るのですが、吊るされてる円盤が不安定なので、結構大変そう。
と言うか、子供が落ちないか、ヒヤヒヤします。
更に、じゃぶじゃぶ遊んでいる子も居るので、円盤が濡れてて滑りやすくなっていることも。
正攻法ではありませんが、円盤と円盤を繋げているチェーンに乗ったほうが簡単・安全です。
![横十間川親水公園の水上アスレチックのUFOクライム](https://lets-sotoasobi.tokyo/wp-content/uploads/2022/06/IMG_0197-800x654.jpg)
ウキウキ渡し
3つ目の島から4つ目の島へ渡るイカダ。
ロープを引っ張って渡ります。
重たそうですが、体重を掛ければ小さい子でも渡れると思います。
ただ、ロープは滑車でつながっているので、指を挟まないようにご注意を。
![横十間川親水公園の水上アスレチックのウキウキ渡し](https://lets-sotoasobi.tokyo/wp-content/uploads/2022/06/IMG_0172-800x518.jpg)
GOGOロープ
4つ目の島から5つ目の島へ。
ざるのようなモノに座って、ロープを引っ張って移動します。
「ウキウキ渡し」と違って、腕の力で移動するので、こっちの方がキツイ。
小さい子は、大人が引っ張ってあげないと移動できないと思います。
![横十間川親水公園の水上アスレチックのGOGOロープ](https://lets-sotoasobi.tokyo/wp-content/uploads/2022/06/IMG_0162-800x526.jpg)
ターザンロープ
水上アスレチックなのに、何故か陸に設置されたターザンロープ。
これも水上に設置して欲しかったけど、危なかったのかな?
![横十間川親水公園の水上アスレチックのターザンロープ](https://lets-sotoasobi.tokyo/wp-content/uploads/2022/06/IMG_0182-1-800x600.jpg)
シャワー
水上アスレチックの水は水道水ではなくて川の水。
池の中に入ったら、シャワーで流しましょう。
シャワーは2基あります。
因みに、こちらの施設は、水風船が禁止されています。
川なので、ゴミが下流に流されたら大変。っということかと思います。
![横十間川親水公園の水上アスレチックのシャワー(一つ目)](https://lets-sotoasobi.tokyo/wp-content/uploads/2022/06/IMG_0194-1-800x1026.jpg)
![横十間川親水公園の水上アスレチックのシャワー(二つ目)](https://lets-sotoasobi.tokyo/wp-content/uploads/2022/06/IMG_0176-800x938.jpg)
ロッキング遊具(スライド遊具)
馬と虎のロッキング遊具(スライド遊具)。
![横十間川親水公園の水上アスレチックのロッキング遊具](https://lets-sotoasobi.tokyo/wp-content/uploads/2022/06/IMG_0198-800x518.jpg)
東屋(あずまや)
川べりなので、建物や木々の日陰が全くありません。
直射日光が厳しいときや、小休憩時にどうぞ。
![横十間川親水公園の水上アスレチックの東屋](https://lets-sotoasobi.tokyo/wp-content/uploads/2022/06/IMG_0331-2-800x600.jpg)
トイレ
広い公園だけあって「横十間川親水公園」には、いくつもトイレが設置されていますが、「水上アスレチック」から一番近い公園のトイレは徒歩2~3分。ちょっと歩きます。
「水上アスレチック」の隣には江東区の施設「パルシティ江東」があるので、こちらのトイレをお借りしたほうが便利で綺麗です。
![横十間川親水公園の水上アスレチックの隣にあるパルシティ江東](https://lets-sotoasobi.tokyo/wp-content/uploads/2022/06/IMG_0330-1-800x600.jpg)
小水力発電(マイクロ水力発電)
「水上アスレチック」の下流に設置された発電所。
“水力発電”と聞くと山の中の巨大な施設やダムを想像しますが、こんな下流にも設置できる設備があるようです。
全国小水力利用推進協議会によると、
大規模ダム(貯水池式)、中規模ダム(調整池式)ではなく、河川の水を貯めること無く、そのまま利用する発電方式です。
全国小水力利用推進協議会HP
一般河川、農業用水、砂防ダム、上下水道など、現在無駄に捨てられているエネルギーを有効利用します。
とのこと。ちょっとした段差があれば、発電できるようです。
発電機で作られた電気は、LED照明、カメラ、モニターに使われており、発電量は1カ月で600KWh。一般家庭の2~3軒分とのこと。
ちっこいのに凄い!!
![横十間川親水公園のマイクロ水力発電の外観](https://lets-sotoasobi.tokyo/wp-content/uploads/2022/06/IMG_0360-4-e1656448050854-800x600.jpg)
モニターは、発電出力が300wよりも小さいと停止するそうです。
この日は、川の流量が少なかった模様。
![横十間川親水公園のマイクロ水力発電のモニター](https://lets-sotoasobi.tokyo/wp-content/uploads/2022/06/IMG_0363-800x600.jpg)
山の中の大規模な水力発電所だと、危ないので近寄れませんが、こちらは小水力発電。
近寄れます。
しかも、双眼鏡まで完備。
100円で●●分。といったものではなく、無料です。
じ~~くりと発電の様子を観察したり、チラッと見たら終了。なんてことも、気兼ねなくできます。
ただ、太陽は見ないように子供の様子は見守りましょう。
![横十間川親水公園のマイクロ水力発電のに設置されている双眼鏡](https://lets-sotoasobi.tokyo/wp-content/uploads/2022/06/IMG_2883-800x832.jpg)
釣り
横十間川には、色々な釣り可能エリアがあります。
マイクロ水力発電のすぐ下流にあるクローバー橋付近もその一つ。ハゼが狙えます。
![横十間川親水公園のマイクロ水力発電近くの釣り場](https://lets-sotoasobi.tokyo/wp-content/uploads/2022/06/IMG_2882_1-800x602.jpg)
ボート場
横十間川では、ボートにも乗れます。
![横十間川親水公園のボート場の受付](https://lets-sotoasobi.tokyo/wp-content/uploads/2022/06/IMG_2719-800x600.jpg)
しかも、上流の尾高ボート場と下流の海辺ボート場の2か所に乗り場が設置されていて、相互に行き来できます(一部の日曜日は海辺ボート場が休業。行き来不可)。
つまり、尾高ボート場から乗って、海辺ボート場で降りることも、その逆もできるということ。
よくある湖のスワンボートだと、乗り場が1か所なので、
「遠くまで来てしまったけど、時間だから戻らなきゃ・・・」
なんてことがあると思いますが、ここでは行きっぱなしで乗り捨てが可能。珍しいシステムですよね。
料金は、1回30分で100円!!安過ぎません??
さすが。区営の公園。
「両替はできないので、千円札、500円玉、100円玉をご用意ください。」とのこと。ご留意ください。
場所 | (海辺ボート乗り場)東京都江東区海辺8 (尾高ボート乗り場)東京都江東区南砂1-1 ※和船運行時は、海辺ボート乗り場は休業 |
料金 | 1回30分 1艇 100円 ※30分以内でも降りると1回とカウント。再乗船不可。 ※時間内のボートの乗換不可 |
運航エリア | 尾高ボート乗場~岩井橋 ※和船運行時は、尾高ボート乗場~千砂橋北側 |
ボートの数 | 手漕ぎボート 4艇 足漕ぎボート 14艇 |
ボートの定員 | 手漕ぎボート 3人 足漕ぎボート 2人(幼児は+1人可能) ※小学生以下のみの乗船不可 ※動物との乗船不可 |
あと、
「水上アスレチックのついでにボートにも。」
と考える方も多いと思いますが、ボート乗り場は、一番近い海辺ボート乗り場でも水上アスレチックからは徒歩5分。
暑さの厳しい夏場では、小さい子供を連れて歩くのも、日陰のない川でボートに乗るのも大変と思いますので、利用される時期にご注意を。
![横十間川親水公園のボート場の地図](https://lets-sotoasobi.tokyo/wp-content/uploads/2022/06/IMG_0325_boat2-800x237.jpg)
こちらは、高尾ボート場乗り場。
![横十間川親水公園のボート場のボート乗り場(高尾ボート場乗り場)](https://lets-sotoasobi.tokyo/wp-content/uploads/2022/06/IMG_2697-800x456.jpg)
パンダとコアラのボートがありました。
![横十間川親水公園のボート場のボート乗り場にあるボートの外観](https://lets-sotoasobi.tokyo/wp-content/uploads/2022/06/IMG_0260-1-800x600.jpg)
川を航行するので、湖と違って流れがあります。
流速は1秒間に5cm~30cmなので、ゆっくりとした流れです。
![横十間川親水公園のボート場のボートコースの外観](https://lets-sotoasobi.tokyo/wp-content/uploads/2022/06/IMG_0278-800x600.jpg)
こちらが海辺ボート場乗り場。
![横十間川親水公園のボート場のボート乗り場(海辺ボート場乗り場)](https://lets-sotoasobi.tokyo/wp-content/uploads/2022/06/IMG_0299-800x600.jpg)
和船の乗船体験
海辺ボート場乗り場は、高尾ボート場との行き来をするための場所ですが、一部の日曜日になると、和船の乗車体験ができます。
受付時間 | 午前10時~午後2時15分まで |
受付場所 | 海辺乗船場にて直接受付 |
料金 | 無料 |
運航スケジュール | 第2・第4日曜日。8月は毎週日曜日。 詳しくは江東区HPで。 |
問い合わせ先 | 土木部河川公園課工務係 電話03-3647-2538 ※月曜日から金曜日の午前8時30分から午後5時 |
住所 | 東京都江東区海辺8 |
アクセス | 東京メトロ:東西線[東陽町駅]、半蔵門線[住吉駅]より下車徒歩20分 都営バス:東22系統、錦22系統[千田]より下車徒歩7分 |
私は13時30分頃に伺ったのですが、この日は受付が終了していて、船も片付けられていました・・・
ご利用を検討されている方は、事前に受付時間や運行スケジュールをご確認された方が良いと思います。。。
![横十間川親水公園のボート場の和船(収納済みバージョン)](https://lets-sotoasobi.tokyo/wp-content/uploads/2022/06/IMG_0305-800x774.jpg)
因みに、和船とはこんなイメージの船です。
![横十間川親水公園のボート場の和船(航行バージョン)](https://lets-sotoasobi.tokyo/wp-content/uploads/2022/06/ku-HP.jpg)
公園の施設概要
休園日 | 毎月1日、15日(土、日、祝日の場合は翌日) 12月29日~1月3日 |
利用時間 | 9時00分~16時30分 |
入園料 | 無料 |
住所 | 〒135-0011 東京都江東区扇橋3丁目22−2 |
敷地面積 延長 | 51,000平方メートル、1.9km ※横十間川親水公園の全体 |
アクセス | 東京メトロ半蔵門線・都営地下鉄新宿線「住吉駅」のB1出口から徒歩10分 都バス(秋26)の「扇橋3丁目」から徒歩3分 |
駐車場 | なし |
公式ホームページ | 江東区HP(横十間川親水公園) 江東区HP(横十間川親水公園水上アスレチック) |
問い合わせ先 | 土木部 施設保全課 水辺と緑の事務所 電話番号:03-5683-5581 |
まとめ よかったところ、注意点
- 暑さの厳しい夏でも涼しく。川の上のアスレチックで遊べる!!
- 釣りや船など、都心でも川遊びができる。
- 日陰が少ないので、暑さや日差しが厳しい日は、子供の見守りが大変。
- アスレチック自体の数が少なく、ボール遊びや、いわゆる普通の公園遊具がない。
- 細長い公園なので、水上アスレチックも、釣りも、ボートにも。となると、移動が大変。
![横十間川親水公園の水上アスレチックの外観](https://lets-sotoasobi.tokyo/wp-content/uploads/2022/06/IMG_0321-2-800x600.jpg)
余談 横十間川は縦に流れてても横十間川。縦十間川ではない。
横十間川親水公園に出かけるとき。Googleマップを見ていて、ふと疑問。
「横十間川って、縦にまっすぐ流れてる??」
![横十間川と水上アスレチックの位置。地図上では、川は縦に流れてる。](https://lets-sotoasobi.tokyo/wp-content/uploads/2022/07/yokojyukkenn-800x1105.png)
通常、自然の河川は上流から蛇行しながら海に流れます。
しかし、横十間川は北から南に、ほぼ垂直に流れています。
「これって縦十間川じゃないの?」
と思ったら、
隅田川以東の開発を目的に開削された運河
江戸城に対して横に流れ、川幅が十間(18m)あったことが名の由来です。
ニッポン旅マガジン
とのこと。
江戸城の正門は大手門ですから、確かに江戸城から見て横に流れてる!!
運河ということであれば、まっすぐ垂直に流れていることにも納得です。
![江戸城の正面、大手門から見ると、横十間川は横に流れてる。](https://lets-sotoasobi.tokyo/wp-content/uploads/2022/07/kawanoiti-800x414.jpg)
因みに、横十間川の近くには北十間川なんて川もあります。
東京スカイツリーの目の前を流れている川のことです。
![東京スカイツリーの目の前を流れている川は、江戸城から見て縦に流れてる。](https://lets-sotoasobi.tokyo/wp-content/uploads/2022/06/gsi20220701050744374-800x377.png)
この川。位置的に江戸城からみて縦に流れてるので、
「縦十間川でしょ!」
と思いきや、
川幅が10間(18.18m)ということと、本所の北を流れることが北十間川の名の由来(現在、墨田区内を流れる一番狭い川です)。
ニッポン旅マガジン
ここで言う「本所」とは、現在の墨田区の南側。
昔の東京都、旧東京市の本所区のこと。なんでそうなる・・・
ややこしい。。。
![北十間川は、旧東京市の本所区](https://lets-sotoasobi.tokyo/wp-content/uploads/2022/07/gsi2022070105315272-800x727.png)