2013年度に全面リニューアルした雨でも遊べる公園。川の上の遊具で遊ぼう【竪川河川敷公園】

高架下の公園って聞くと、どのようなイメージがありますか？

「雨には濡れないけど、薄暗くて不衛生」
「小さな子を連れて行くのはちょっと怖い」等々・・・・

っといったところでしょうか。

「竪川（たてかわ）河川敷公園」は、2013年度に全面リニューアルオープン。

全くそんなイメージはありません。
綺麗に整備・管理されているうえ、いろんな遊び方ができる公園です。

水彩都市「江東」が、『スポーツ公園』をテーマに造った公園だけあって、水上アスレチックにじゃぶじゃぶ池、カヌーカヤック場といった“水”にまつわる遊びができます。
さらに、複合遊具の広場やパターゴルフ場、キャッチボール広場、フットサル場といったエリアもあります。

これらが全て、高架下に細長ーーく整備されています。
細長いのもそのはず。ここは、河川を埋め立てて作られた場所。
公園の延長は、2.4km。公園内を移動するだけで、ちょっとした運動になります。

公園敷地の全部が高架下なので、突然の雨でも、一日中雨の梅雨の時期でも、雪の日でも積雪に見舞われることがありません。
24時間265日、元気いっぱいの子供を連れて行くのにピッタリな公園です。

公園の場所

「竪川河川敷公園」は、首都高7号小松川線の高架下。
おかげで雨でも遊べる便利な公園となっていますが、Googleマップなどの地図で確認しようとすると、首都高と重なってしまい、公園の範囲や遊具の位置が分かりにくい。

遊具の位置と、公共交通機関のポイントをマッピングすると、このような形。

都営地下鉄新宿線の「東大島駅」も最寄りには違いないですが、ここからカヌー・カヤック場へ向かうとなると、公園の延長2.4Kmをフルで縦断することになります。

いくら「竪川河川敷公園」のテーマが『スポーツ公園』だからといって、子供を連れての2.4Kmのウォーキングは辛すぎます。。。
お出かけの前に、目的地とアクセス方法を確認しましょう。

カヌー・カヤック場、水上アスレチック（飛び石＆吊り橋）へのアクセス

「カヌー・カヤック場」までは、ＪＲ錦糸町駅から徒歩11分、ＪＲ亀戸駅から徒歩15分。

バスの場合は、バス停「亀戸駅通り」から徒歩10分。バス停「五ノ橋」から徒歩9分です。

飛び石＆吊り橋の「水上アスレチック」は、「カヌー・カヤック場」に隣接していますが、亀戸駅よりです。
電車の場合は、亀戸駅を利用しましょう。

親子でキャッチボール広場、健康遊具広場へのアクセス

「親子でキャッチボール広場」や「健康遊具広場」までは、ＪＲ亀戸駅から徒歩8分、都営地下鉄新宿線の西大島駅から徒9歩分です。

バスの場合は、バス停「亀戸駅通り」から徒歩6分。バス停「五ノ橋」から徒歩4分です。

じゃぶじゃぶ池へのアクセス

「じゃぶじゃぶ池」までは、ＪＲ亀戸駅から徒歩6分、都営地下鉄新宿線の西大島駅から徒歩8分です。

バスの場合は、バス停「亀戸駅通り」から徒歩5分。バス停「五ノ橋」から徒歩4分です。

遊具広場へのアクセス

「遊具広場」までは、ＪＲ亀戸駅から徒歩6分、都営地下鉄新宿線の西大島駅から徒歩9分、都営地下鉄新宿線の大島駅から徒歩11分です。

バスの場合は、「亀戸駅通り」から徒歩分、「竪川大橋北詰」から徒歩8分、「五ノ橋」から徒歩分、「城東特別支援学校前」から徒歩9分、です。

親子でキャッチボール広場、多目的広場へのアクセス

「親子でキャッチボール広場」や「多目的広場」までは、ＪＲ亀戸駅から徒歩12分、都営地下鉄新宿線の大島駅から徒歩8分です。

バスの場合は、バス停「竪川大橋北詰」から徒歩5分。バス停「城東特別支援学校前」から徒歩6分です。

水上アスレチック（滑り台＆吊り橋）、健康遊具広場へのアクセス

滑り台や吊り橋の「水上アスレチック」や、「健康遊具広場」までは、都営地下鉄新宿線の大島駅から徒歩7分です。

バスの場合は、バス停「竪川大橋北詰」から徒歩3分。バス停「城東特別支援学校前」から徒歩5分です。

パターゴルフ場、グラウンドゴルフ場、親子でキャッチボール広場へのアクセス

「パターゴルフ場」までは、都営地下鉄新宿線の大島駅から徒歩11分です。

バスの場合は、「竪川大橋北詰」から徒歩9分、「亀戸中学校入口」から徒歩6分、「城東特別支援学校前」から徒歩9分、「東大島駅入口」から徒歩7分です。

公園の遊具＆施設

水上アスレチック（飛び石＆吊り橋）、カヌー・カヤック場

「竪川河川敷公園」の目玉施設の一つ。
「カヌー・カヤック場」と、飛び石や吊り橋の「水上アスレチック」です。

場所は、公園の一番左側（西側）。

「カヌー・カヤック場」は、3つの水域が繋がっているひょうたん型で、カヌー・カヤック場の隣に、水上アスレチックがあります。

水上アスレチックは、「竪川河川敷公園」に2か所ありますが、そのうちの一つがこちら。

もう一つの水上アスレチックは、ここから右側に（東側）に約1.3Km歩いたところにあります。
徒歩だと15～20分程。子供を連れての20分の移動は、ちょっとツライと思うので、自転車での移動をお勧めします。

「カヌー・カヤック場」は、都内初の専用施設。
未経験者でも、指導員の指導＆ライフジャケットの貸し出しがあるので、安心して利用できます。
ただし、対象年齢は小学生以上。ご注意ください。

更衣室やロッカー・荷物置き、シャワーもあります。

一方、「水上アスレチック」は、未就学児もOKで、シャワーも併設されています。

じゃぶじゃぶ池によっては、水道水で塩素滅菌している場所もありますが、こちらの施設は川の水。
じゃぶっと行ったときは、シャワーで流しましょう。

じゃぶじゃぶ池（噴水＆噴水流れ）

水上アスレチックとは別に、じゃぶじゃぶ池（噴水＆噴水流れ）もあります。

場所は、五之橋の右側（東側）。公園全体で見ると左側（西側）になります。

ところで、亀戸が「三代目　歌川豊国」の生誕の地ということで、カヌー・カヤック場の右側（東側）には、本格的な日本庭園「三代豊国　五渡亭園」があります。

「三代目　歌川豊国」は、江戸時代後期に活躍された浮世絵師で、その作品数は1万点。
江戸時代の浮世絵師のなかでも最多とのこと。

お墓は、亀戸の光明寺で、今でも現存しているそうです。
ゆりかごから墓場までに止まらず、亀戸で活躍されている偉大なお方ですね。

ここには、鯉が泳ぐ「かわらぬ恋の池」や四阿（あずまや）が設置されており、四阿に流れるようにじゃぶじゃぶ池があります。

流れの最上流は、寛永通宝型の噴水。
かつて亀戸では寛永通宝銭が造られており、“亀戸銭座”と言われていたことにちなんでいるようです。

遊具広場

複合遊具が設置されている遊具広場は、公園全体のほぼ中間に設置されています。

場所は、フットサル場のクラブハウスの目の前。
フットサルコートとフットサルコートのの多目的広場の隣となります。

三連複合遊具

遊具広場のメイン。３つの複合遊具が連なっている遊具。

チェーンネットクライムやパイプクライムの壁（？）が、花ビラのように広がっていて、その中心に滑り台が設置されています。
複合遊具の周りには、芋虫やミツバチをモチーフにした遊具が設置されているので、さながらお花畑。

３つの複合遊具は、それぞれ大きさ・難易度が異なっていて、こちらは一番簡単な複合遊具。
小さい子向けですね。

滑り台もそうですが、チェーンネットクライムやパイプクライムもミニサイズ。

小さい子向けの遊具の裏側。
滑り棒までミニサイズになっています。

2つ目。普通サイズの複合遊具。
小さい子向けの遊具から、うんていで渡れます。

滑り台も、クライミング遊具も、滑り棒も巨大化。
階段がありませんので、小さい子は、クライミング遊具を頑張って登りましょう。

3つ目。こちらも普通サイズの複合遊具。
2つ目の複合遊具と同じく、うんていで渡れます。

サイズ感も、遊具の種類も、二つ目の複合遊具と同じですが、うんていは向きが縦＆なみなみ。滑り台はぐるっと回転。階段はパイプ型。滑り棒もなみなみしているなど、それぞれちょっとしたヒネリがあります。

回転遊具

体重移動やお友達に手伝ってもらって回転する遊具。「ニョッキー」です。

ロッキング遊具（スイング遊具）

ロッキング遊具の「ハニー」と「ウゴウゴ」。

前述の「ニョッキー」も、こちらの遊具も、ちょこちょこと他の公園でお見掛けします。
「何故？？」と思ったら、2003年のグッドデザイン賞を受賞されていたようです。（公益財団法人日本デザイン振興会のHP）

ブランコ

遊具広場には、こちらのブランコのみ。小さい子向けのかご付きのブランコはありません。

多目的広場

だだっ広い広場。高架下のおかげで、雨でも遊べます（風によって吹き込みはありますが。。。）。
365日元気いっぱいな子供を抱える親にとって、ありがたい場所ですよね。

親子でキャッチボール広場、多目的広場

都内の一部公園には専用の場所が設けられていますが、そのほとんどが球技禁止です。

住宅やビルに囲まれている都合上、しょうがないと思いますが、ちょっと近所でキャッチボール。といったこともできないのは寂しいですよね。

ですが「竪川河川敷公園」には、「親子でキャッチボール広場」といった、球技可能な場所がいくつも設けられています。

その数、延長2.4Kmの公園に合計３カ所に6面。しかも全て高架下。雨でもOK。
ただし、利用日・利用時間が定められています。

水上アスレチック（滑り台＆吊り橋）、健康遊具広場

「竪川河川敷公園」にある2カ所の水上アスレチックうちの一つがこちら。

もう一つは、ここから左側（西側）に約1.3Kmの場所にあります。
徒歩にして15～20分程の距離。ちょっと遠いです。。。

水上アスレチックの反対側には、健康遊具広場があります。

水上アスレチック（滑り台＆吊り橋）

カヌー・カヤック場の水上アスレチックは、広さはあれど飛び石と吊り橋だけだったので、走り回ったり、飛び移るのがメインで、“アスレチック感”が少なかったように思います。

ですが、こちらには高さのある吊り橋に、滑り台もあるので、より“アスレチック感”があります。
っと言いますか、うちの子に限って言えば、こっちの方がウケが良かった！

ウッドデッキの階段を上って。

丸太の吊り橋を渡ります。
高さはありますが、丸太の密度が高いので揺れはさほどでもありませんし、足を滑らせても転落する隙間もないので、安心です。

続いて、チェーンネットを渡ります。
こちらも揺れはさほどでもありませんが、足を踏み外す程度の隙間がある＆下がよく見える、っといったこともあって、小さい子は慎重にわたります。

渡り切ったら、川の上の滑り台を滑ってゴール！！

水上アスレチックの下も、飛び石の様になっているので、これもまた一種の遊具として遊べます。

隣には、飛び石と吊り橋もあります。

ただ、こちらの吊り橋。転落（池ポチャ）の危険があります。
というのも、丸太間に隙間があるうえ、よーーく揺れます。それなのに、丸太の下に、ネットを敷くなどの安全対策がありません。
とはいえ、しょせんは池ポチャ。ケガをするような危険ではないので、こういった方が楽しげでいいと思います。

健康遊具広場

健康遊具広場には、12種類の遊具が、ズラッと横並びに設置されています。

①前屈台

両足を揃えて膝を伸ばした状態から、ゆっくりと両手を伸ばします。

珍しいメモリ付きです。
数字で分かれば、子供と一緒にトライして、結果を比べらますよね。

②腹筋ベンチ

腹筋は、ヒザを曲げて行う方が体に無理がないそうです。
つま先を低いパイプに引っかけて、高いパイプにヒザをかけて腹筋を行う想定の健康遊具。

子供にはちょっと難しい。

③バネ付平均台

大人がやればビヨーンっと揺れるようですが、体重の軽い子供だと微妙。
ですが、一本橋自体は、子供も大好きですよね。

④チャレンジウォール

子供用の複合遊具にもあるウォールクライミングの大人版。
グリップとグリップの間隔が大人向けなので、子供にはちょっと厳しい。

⑤スプリングバー

曲がっている部分がクッションとなって、体重を掛ければ上下にビヨーンっと跳ねます。
が、子供が跳ねて遊ぶことは難しいですが、登り棒代わりですね。

⑥アームトレーナー

グリップ付きの斜め腕立て用の健康遊具。
グリップ付きなので手首を痛めませんし、斜めなので難易度が優しめ。

⑦ローリングステップ

グリップを持ちながらドラムの上にたち、ドラムの上で走るとドラムが回転。さながら、ハムスターの回し車()です。
年長さんか、小学生くらいの子供たちは、ワイワイ言いながら遊べます。

ただ、このドラム。簡単に回転するので、一生懸命走らないと振り落とされます。
小さいお子さんの場合は、手伝ってあげましょう。まじめに危ないです。

⑧ジャンピングポール

垂直飛びの高さを計測する健康遊具。
円盤は、一番下が2m。以降は10cm間隔。

⑨パラレルハンガー

懸垂、ぶら下がり、足上げにより、腕力や腹筋を鍛える遊具ですが、子供にかかればただのジャングルジムです。

⑩パラレルバー

⑨の「パラレルハンガー」と同じく、足上げにより、腕力や腹筋を鍛える遊具。

⑪ローラーボード

両足を肩幅に開いて、左右に体重移動すると、ボードが左右に動きます。
バランス感覚を鍛える健康遊具とのこと。

⑫ツイストボード

バーに掴まって円盤の上に立ち、左右に捻ります。
腰のストレッチ用です。

パターゴルフ場・グラウンドゴルフ場

「竪川河川敷公園」には、「パターゴルフ場」と「グラウンドゴルフ場」があります。
しかもプレイ料が無料。クラブやボールのレンタルも無料です。

位置は、「竪川河川敷公園」の敷地の一番右側（東側）。
受付や道具のレンタルは、パターゴルフ場とグラウンドゴルフ場の間にあります。

年齢制限もありませんので、クラブを握れれば、子供でも参加可能です。

公園の施設概要

まとめ　よかったところ、注意点